希望の灯(ともしび)2018 ~3.11再びアーケードをひかり灯篭で照らそう~
震災から7年が経過する2018年3月11日、仙台市中心部に希望の灯として提灯を飾り鎮魂を祈るプロジェクト
震災から7年が経過する2018年3月11日、仙台市中心部に希望の灯として提灯を飾り鎮魂を祈るプロジェクト
148,000円
目標金額:500,000円
34人
終了
このプロジェクトは 終了しました
このプロジェクトは、2018年01月16日に募集を開始し、2018年02月15日 23:59に終了しました。
去る2017年3月11日、ぶらんど~む一番町商店街で「3.11希望の灯プロジェクト」が開催されました。このプロジェクトは東日本大震災から6年を迎え、震災の記憶が風化しているのではないかとの声もあがり始めた状況下で、後世に震災の悲惨さをきちんと伝え、災害に対して十分な備えを怠らないためにも、震災の記憶が風化していくことを何としてでも防がなければならないという思いからスタートしました。
「まちくるファンド仙台」で集まった支援金で152張の「希望の提灯」と5丁の「変わり灯篭」、そして1基の「親灯篭」が作製され、温かな色の灯りをともしながら鎮魂の想いを捧げました。
来街者が提灯の写真を撮ってくれる様子が見受けられ、3.11を忘れないきっかけを作り風化させたくないという目的を達成できたと思っております。
あれから1年が過ぎ、今年も震災から7年が経つ2018年3月11日という節目の日に、「希望の灯プロジェクト」を開催いたします。
仙台市中心部のぶらんど~む一番町商店街において、希望の灯として「ひかり灯篭」を設置し、震災の被害者の御霊(みたま)を鎮め、「ひかり灯篭」をたむけることで、記憶の風化がこれ以上すすまないよう訴えていきたいと思います。
この「親灯篭」には仙台の伝統工芸技術を用いています。暖かな灯がともる部分に柳生和紙の職人が作る手漉き和紙を、木加工・塗り加工の部分に仙台箪笥を作る門馬箪笥店の技術が活かされています。
仙台の伝統を今に引き継ぎ、伝統工房の協力のもと鎮魂の灯のシンボルとして、会場の中央に設置しますので、身近に感じていただけると幸いです。
◆希望の灯2018
【開催日時】 2018年3月11日(日)14:00~19:00
【開催場所】 ぶらんど~む一番町商店街 藤崎一番町館前 「ひかり灯篭」を設置
仙台市太白区の柳生に伝わる「柳生和紙(やなぎうわし)」。仙台藩祖・伊達政宗が技術者を招き、この地に紙漉きの技を根付かせてから400年、今も仙台市郊外ののどかな田園風景の中で、自然素材と手作業によって丈夫でしなやかな和紙が作り続けられています。柳生和紙は、水にも汚れにも強く、使い込むほどに絹のような柔らかな手触りが出る優れた素材です。シミがついたら洗って乾かしてまた使える、紙とは思えない耐久性はまさに驚異的です。
その成り立ちには諸説あるが、伊達政宗の流れを汲む武士の箪笥として、慶長年間に仙台藩の御用職人であり、大工の棟梁であった梅村日向によって青葉城の建具の一部として作られたのが始まりと言われています。
時代の流れとともに形状を変え、現在では小箪笥と言われる卓上サイズの箪笥や洋風のインテリアともマッチするモダンな箪笥まで幅広く存在します。
そのどれもが、伊達政宗の「伊達男」ぶりを象徴するかのような美しい木目と漆塗り、そして、力強さと繊細さを兼ね備えた飾り金具が特徴として目を引くのです。
東日本大震災後の2012年から毎年、仙台市中心部「ぶらんど~む一番町商店街」で献花台を設置して鎮魂を祈るセレモニーを開催してきました(主催:仙台市中心部商店街活性化協議会)。アーケードの屋根がある6商店街では時報がスピーカーから流れ、通行する人たちも皆足を止めて2時46分に黙祷を捧げます。
「希望の灯プロジェクト」はこのセレモニーに併せて同時開催いたします。
◆セレモニー概要
【開催日時】 2018年3月11日(日)14:30~
【開催場所】 ぶらんど~む商店街 藤崎一番町館前(特設ステージ)
【司会】 まちくる仙台 渡邊智之
【歌】 伊東洋平
【スケジュール】
14:30 主催者挨拶 仙台市中心部活性化協議会副会長 安住浩一
14:35 歌
14:46 黙祷
14:47 歌
14:55 ステージ終了
◆献花台
【開催日時】 2018年3月11日(日)12:00~18:00
【開催場所】 ぶらんど~む商店街 藤崎一番町館前の献花台設置
※どなたでも献花していただけます。
サポーターの皆様からの支援金は、提灯製作の費用及び本イベントを運営するための資金として使用させていただきます。
A.お礼メール 2,000円
・運営委員会より感謝の気持ちを込めて、お礼のメールをお送りします。
B.希望の提灯 (材料は一般の和紙を使用)
2018年3月11日のイベント当日に、ひかり灯篭とともにご支援者様のお名前が入った提灯を吊るします。
(1)名入れ提灯《現地お受渡しコース》 4,000円
・名入れ提灯は3/11イベント開催時に会場へ設置し、当日イベント終了後(19:00~20:00)にお持ち帰りいただけます。
・当日の引き取りが難しい場合は、後日保管先のmonmaya STORE(仙台市青葉区大町1-2-1 1F)までお越しください。
(3月末日まで保管いたします)
(2)名入れ提灯《発送コース》 5,000円
・名入れ提灯は3/11イベント開催時に会場へ設置し、後日ご指定のご住所へ発送いたします。
希望の灯(ともしび)運営委員会は、震災後6年目を迎えた2017年、震災の記憶の風化を防ぐとともに、仙台の伝統工芸技術に市民が触れることを目的に設立されました。
仙台の伝統工芸技術の中でも、柳生和紙、仙台箪笥に注目し、和紙を用いたひかり灯篭や提灯を製作し、鎮魂のためにたむけたいと考えております。
当委員会は、双掌の会、仙台印刷工業団地協同組合、仙台市中心部商店街活性化協議会、柳生和紙工房、(株)門間箪笥店、(株)オオウチ工芸、今野印刷(株)によって構成されております。
昨年から運営委員会を立ち上げ、「地域の伝統工芸を少しでも多くの人に知ってもらいたい」「震災の記憶を風化させない」というシンプルな思いからこのイベントを開催しましたが、一度きりで終わらせるのではなく、「すくなくとも震災から10年間は継続していこう」という考えで合意し、今年も「希望の灯プロジェクト」実行に踏み切りました。鎮魂の気持ちをいつまでも忘れず、次の世代に繋げることが、震災を体験した私たちの責務だと思っております。
昨年に引き続きのお願いとなり恐縮ですが、より多くの灯(ともしび)をかかげられるよう、皆様からのご支援を宜しくお願いいたします。