詩・音楽・アートが織りなす感動の朗読イベント『ナゼウマ』の上演で仙台を応援したい!

「なぜ生まれたのか知りたい」孤高のアーティスト山下重人の詩を通して考える、自分だけの”ナゼウマ”を共にみつけよう

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このプロジェクトは「All-In(即時支援型)」です。目標金額に関わらず、2025年01月20日 23:59までに集まった金額がファンディングされます。

プロジェクト紹介

私たちはこのイベントを通して、多くの方にアートの力でできることを感じてもらい「なぜ生まれたのか」という深い問いに対して、観る人それぞれの「ナゼウマ」を考えるきっかけにしてもらえればと願っています。
皆さまはじめまして。このプロジェクトに関心を持ってくださり心からお礼申し上げます。
ナゼウマ実行委員会事務局の松岡と申します。
私は現在東京に住んでいますが、10歳から27歳までを仙台で過ごしました。このたび縁あって2025年1月12日(日)に、イベント「なぜ生まれたのか知りたい」(略称「ナゼウマ」)を仙台で開催することになりました。

【イベント概要】

画家・山下重人の絵を会場の大スクリーンに投影、本イベントのために書き下ろした作品を含む詩をパフォーマンス・アーティストのサカクラカツミが朗読します。また、中石美里のピアノ演奏で、絵と詩の世界をさらに豊かに表現します。

参加アーティスト

【同時開催企画】

当日会場では次の展示も行います。
山下重人ミニ作品展
新作5点を高精細プリントパネルで展示します。
「虹の彼方へ」「エンジェル・スター」「虹を見たかい」
「ひらかれた夜梅」「桜の花の咲くころに」

3.11現場の真実×心の真実 パネル展 「世界がすこやかであるために ~東日本大震災と保健活動~」
仙台市の保健師による東日本大震災から9年後にまとめた記録パネル。
2020年2月・2024年2月にせんだい3.11メモリアル交流館で開催した企画展のパネルのリバイバル展示です。

仙臺七夕祈織プロジェクトの紹介~自分だけのナゼウマを短冊に~
仙台七夕まつりの飾りの再生紙に思いや願いを託そう
東日本大震災以降、仙台市立の小中学校、特別支援学校等の児童生徒約8万8千人の手で一人一羽折った鶴をつなげた「鶴の吹き流し」が、仙台七夕を象徴するシンボルとして飾られています。この子どもたちの思いのこもった飾りを、丁寧に手作業で解体し、再生紙として蘇らせているのが仙臺七夕祈織プロジェクトです。当日ご来場の方には、ナゼウマの上演や展示をご覧になった感想、未来への願いごとなどを仙臺七夕祈織プロジェクトの再生紙に書いてもらい、ナゼウマ短冊として飾る予定です。

不足分の資金調達のためクラファンに挑戦します!

資金ゼロの状態から、自己資金や助成金の獲得などで、なんとか実施できることになりました。会場使用料や、会場の音響・照明機材のレンタル費用、演者の報酬、宣伝費用などで少し費用が足りないため、クラウドファンディングで資金調達に挑戦します!
今回の挑戦が、ナゼウマ作品をもっと多くの方に広く知ってもらうことにつながり、さらに仙台から発信のアートとして仙台を応援する取り組みにもできたらうれしいです。
参加アーティストのサカクラカツミから皆さまへのメッセージをご覧ください。

イベントを仙台でやるなら、クラファンも仙台で!

もし目標を達成できたら、クラファンの利用料は仙台のために使ってもらえるものにしたい。
そんな思いから、運営会社は仙台まちくるファンドさんにお世話になることにしました。
リターン品には、山下重人作品を使用したオリジナルカレンダー、Tシャツ、絵はがきセットや絵の作品パネルなどをご用意しました。お近くの方は会場にお越しいただき、私たちと一緒にナゼウマを考える時間を過ごしてくださることが何よりの応援となります。遠方の方やどうしても会場に来られない方には、会場の様子や参加した方のご感想もあわせたアーカイブ配信をご視聴いただけるリターンもをご用意しました。

2025年夏、仙台にナゼウマ七夕が登場!?

イベント開催に必要な分を上回る資金が集まったら、アートの力で周りの人の元気を応援するような活動に使いたいです。
その中のひとつとして考えているのは「ナゼウマ七夕」の制作です。ナゼウマ七夕の吹き流しには、山下重人の絵を印刷し、ナゼウマイベント当日に皆さまに書いてもらうナゼウマ短冊も組み合わせた飾りにしたいです。
今回鳴海屋紙商事さんのご協力により、2025年の仙台七夕まつりにナゼウマ七夕を飾る場所を確保してもらえることになりました! その場所は仙台七夕まつりのメインストリートのアーケード内とのとこと。
毎年200万人もの観光客が訪れる、東北三大祭りのひとつである仙台七夕まつりに、みんなの願いや思いをのせて揺れる「ナゼウマ七夕」は、ひときわ注目を集め道行く人の目を楽しませてくれるものになると思います。

ナゼウマ七夕について、山下重人からもメッセージが届きました。
「僕たちにできるのはアートの力で人を元気づけること。僕はこれまで医療や介護にかかわる人たちに助けられてきました。今度は僕たちがナゼウマを通して、医療介護に関わる全ての人をアートで元気にしたいので力を貸して欲しい!!!」
ぜひ皆様の応援をお願いいたします!

「ナゼウマ」はなぜ生まれたのか?

ナゼウマイベントは雑誌の編集をしている実行委員会事務局の松岡と、その雑誌の表紙に絵を提供してくれている山下重人、そして雑誌のインタビューに応じたサカクラカツミの3人が出会い、「こんなことができたらいいね」の空想からスタートした企画です。
資金ゼロ、アートイベント主催のノウハウゼロの私たちがどのようにしてイベント開催にいたったのか、なぜテーマが「ナゼウマ」となったのかなど、興味を持ってくださった方がいらっしゃいましたら、こちらもお読みいただけるとうれしいです。

始まりは2023年7月 雑誌のオンラインイベント

パフォーマンスアーティストのサカクラカツミが雑誌のインタビューをきっかけに「保健師」という職業に関心を持ち、雑誌読者である保健師との交流会を開催することになりました。オンライン参加者の中に、今回の絵・詩を担当する山下重人がいました。
山下から登壇したサカクラに投げかけられた質問は次のようなものでした。
「個性を認める日本社会を築くために今働きかけなればならない課題があるとすれば、それはどういったことか、カツミさんの考えを知りたいです。」
問いの深さに感心したサカクラと初対面の山下は、しばらくアートや近年の多様性のあり方についての意見交換を楽しんでいたようです。
サカクラカツミは雑誌のインタビューで自身の発達障害のこと、やりたいことを伸ばせるように育ててくれた両親への感謝などを語ってくれた。サカクラカツミは雑誌のインタビューで自身の発達障害のこと、やりたいことを伸ばせるように育ててくれた両親への感謝などを語ってくれた。

2023年12月 山下氏のオリジナル卓上カレンダーがサカクラカツミへ

山下重人は、筋ジストロフィーという病気と闘いながら、日中は在宅で仕事をし、美術大学にオンラインで通うという生活を送り、さらにそのほかの時間を使って、絵や詩の創作活動に全力で取り組んでいます。毎年新しい作品をふんだんに使って発行される山下の卓上カレンダーは固定ファンも多く、事務局の松岡もそのファンの一人です。
松岡が年末にできあがった新しい本と一緒にサカクラへ山下重人のカレンダーを同封しました。
2024年の山下重人のオリジナル卓上カレンダー2024年の山下重人のオリジナル卓上カレンダー

「もしかしてこのカレンダーの作者は前にオンラインイベントで話した方? 彼の詩を読んで、人がアートに惹き寄せられる理由を再認識させてもらった」
松岡はカレンダーを手に取ったサカクラのこの感想を山下へ伝え、サカクラのパフォーマンスを動画で見た山下からの感想をまたサカクラへと伝え……。こうしてお互いの作品に刺激を受けた二人の対話が編集部を介して始まりました。
コミュニケーションはSNSメッセンジャーのテキストによるものでした。意気投合したアーティスト二人は、何度かやりとりを続けても、その意見交換が終わる気配がありません。
「あの……、もういっそのことみんなで直接やりとりしませんか?」
編集部からそう提案し、3人のメッセンジャーグループが誕生しました。
そしていつしか3人のチャットでは、たびたび「もしもコラボイベントするなら」という空想が繰り広げられることになります。

ある日の3人の空想「もしも」チャットより

その1 サカクラカツミが夕飯を食べながら書き上げた舞台構成の一部

「上演作品の大枠のイメージは"詩の朗読"です。
舞台の幕が開くと、片隅にピアノが置いてあり、女性の演奏者が座っています。
私(サカクラ)はステージの真ん中に立っています。
照明が真上からピンスポットライト。私は白いシャツに黒いズボンというシンプルな衣装で、手には
B6 サイズより少し大きめ、山下さんの詩が書かれている黒い冊子を小道具として持っている私は……」

こんな書き出しから始まり、ピアノの調べや山下の絵や詩にあわせた朗読パフォーマンスの様子、そして終演まで一気に送られてきました。

その2 観客に一番伝えたいのは何?

サカクラ:
構成案を考える上で、伝えたいメッセージがないと組み立てられません。
私は仮にそれを『なぜ生まれたかを知りたい』としました。この舞台を観ることで自分自身と向き合うことの大切さを伝えたい。足るを知り、一人一人が自分らしく豊かな人生を送ってほしい。そしてその先に、日本が牽引していく世界平和がある、という気持ちです。

山下:
僕が伝えたいことはひとつだけです。「全ての困難は解釈で道が開ける」それを伝えたい。
カツミさんの「なぜ生まれてきたのか」もこれに含まれると思います。
それを伝えるためにはどうしても下敷きが必要で、物語風のテキストをカツミさんにはたくさん送りましたね。
あれは全部実話です。だから伝えたいことに重みが出ると思うんです。
カツミさんの演出ぴったり当てはまってます。
僕は伝えたいことを美しく伝えたいと思っていたのでとても楽しみです!

サカクラ:
下敷き、とても大切。下敷きがないと何も上に積み上げていけませんから!
コラボなので、お互いにやりたいことを出し合いましょう。ここは対等で、気兼ねなく。
タイトルはズバリ! 『なぜ生まれたかを知りたい』 でそのままいきましょう!
略して「ナゼウマ」!
インパクトがあり、長さもちょうど良く、ポスターやチラシにも映えます。
また、私たちのことを知らない人もこの題名を見て『ん?なんか観に行きたい!』と思ってもらえるかも。

山下:
カツミさん、題名、最高に良いです!
実は僕は近年それをテーマに何事も取り組んでいます。
そしてなぜ生まれたのかに仮説を立ててそれを見つけ、なし遂げれば次の世界につながると信じているからです。

サカクラ:
題名、賛同を得られて良かった〜! ではひとまずこの『なぜ生まれたかを知りたい』(ナゼウマ)で!!

止められない空想が実現に向けて動き出す

タイトルが決まり、舞台構成や脚本もできてくる。もうこうなるとどこでやめればいいかが分からなくなってきた私たち。
あるときサカクラカツミがこう言いました。
「松岡さん、どうにかこの空想を止める方法はないですか?」
時は2024年2月。松岡は東日本大震災の保健師の記録パネルの再展示が4年ぶりにあると聞き、仙台を訪れていました。
ナゼウマイベントの会場にできそうなところを見て回ってはいたものの、自分もこの空想を止めなければと考えていました。
実は松岡も神経難病を患っており、だんだんめまいなどの症状が現れてきていたこともあり、遠方への単独の出張は家族の心配もあるから控えよう、自分の体に無理のない仕事のやり方に変えていかなければと思ったからです。
仙台で久しぶりに会った人たちに、ナゼウマ企画のことと、サカクラのいう「空想を止める方法」を聞いてみました。

しかし、こちらからは「空想を止める方法」を聞いたのに、
返ってくることばは「どうやったら実現できるか」というアドバイスばかり……。
どうしようと思ったときにある人が発した言葉。
「山下さんの絵、ものすごいね。 この絵とコラボするパフォーマンス観てみたい!」

これを聞いて決めました。
(そうだよね。私も最初に二人のやり取りを見てそう思った。……よし。やろうか!!)

ナゼウマの空想、今度は皆さんと一緒に!

できたらいいね、の空想に「ナゼウマ」という名前がつき、「できるできる!」と背中を押してくれる人たちがいたおかげで、2024年4月に仙台市市民文化事業団の助成事業に応募、同年6月に採択事業となりました。
サカクラカツミの海外公演が一段落した2024年10月、カンボジアのオペラでサカクラが共演したというホスピタリティ溢れるピアニスト、中石美里も加わり、いよいよもうすぐ、ナゼウマイベントが開催されます。

ぜひ皆さまのあたたかなご支援で、一緒にナゼウマイベントを盛り上げてくださいますようにお願い申し上げます!

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