希望の灯(ともしび)~仙台の伝統工芸を用いたひかり灯篭で3.11を照らそう~

3.11に仙台市中心部に希望の灯として「ひかり灯篭」を飾り鎮魂を祈るプロジェクト

現在の支援総額

758,000

101%

目標金額:750,000円

サポーター

53

残り

終了

このプロジェクトは終了しました

このプロジェクトは、2017年01月15日に募集を開始し、2017年02月15日 23:59に終了しました。

記憶を忘れないために

東日本大震災から6年を迎えるなか、震災の記憶が風化しているのではないかとの声もあがり始めています。震災の記憶を呼び起こすことは、つらいことですが、被害者の方々のご冥福を祈り、鎮魂の気持ちを忘れないことは大切なことです。
また、後世に震災の悲惨さをきちんと伝え、災害に対して十分な備えを怠らないためにも、震災の記憶が風化していくことを何としてでも防がなければなりません。

写真はイメージです写真はイメージです

「伝統和紙+灯篭+鎮魂」を3.11イベントで開催します

2017年3月11日に仙台市中心部の「ぶらんど~む一番町商店街」において、希望の灯として「ひかり灯篭」を設置し、震災の被害者の御霊(みたま)を鎮めたいと思います。これまで開催していた3.11希望プロジェクトの会場に「ひかり灯篭」をたむけることで、街ゆく人々に対し、記憶の風化がこれ以上すすまないよう訴えていきたいという想いから始まりました。
また、この「ひかり灯篭」には仙台の手漉き和紙である「柳生和紙」を用い、また製作には「仙台箪笥」の技法を織り込むことで、仙台の伝統工芸技術に触れる貴重な機会としたいと考えています。

「柳生和紙」とは

柳生和紙工房 ホームページはこちら
仙台市太白区の柳生に伝わる「柳生和紙(やなぎうわし)」。仙台藩祖・伊達政宗が技術者を招き、この地に紙漉きの技を根付かせてから400年、今も仙台市郊外ののどかな田園風景の中で、自然素材と手作業によって丈夫でしなやかな和紙が作り続けられています。柳生和紙は、水にも汚れにも強く、使い込むほどに絹のような柔らかな手触りが出る優れた素材です。文字を書いたり、物を包むなどの用途だけでなく、昔は障子や米袋、仙台張子の松川だるまにも使われていました。

「仙台箪笥」とは

株式会社 門間箪笥店 ホームページはこちら
伊達政宗の流れを汲む武士の箪笥として、慶長年間に仙台藩の御用職人であり、大工の棟梁であった梅村日向によって青葉城の建具の一部として作られたのが始まりと言われています。時代の流れとともに形状を変え、現在では小箪笥と言われる卓上サイズの箪笥や洋風のインテリアともマッチするモダンな箪笥まで幅広く展開しています。
そのどれもが、伊達政宗の「伊達男」ぶりを象徴するかのような美しい木目と漆塗り、そして、力強さと繊細さを兼ね備えた飾り金具を特徴とした逸品です。

「3.11希望プロジェクト」とは

東日本大震災後の2012年から毎年、仙台市中心部「ぶらんど~む一番町商店街」で献花台を設置して鎮魂を祈るセレモニーを開催してきました(主催:仙台市中心部商店街パートナーシップ準備協議会[事務局:まちくる仙台])。アーケードが架かる商店街ではスピーカーから時報が流れ、通行する人たちが足を止めて《14:46》に黙祷を捧げます。2017年も同様に3.11希望プロジェクトを開催し、更に今回は「希望の灯プロジェクト」で光の演出も加えて鎮魂を祈ります。

セレモニー開催時間

《希望の灯プロジェクト》

日時:3月11日(土) 14:00~20:00

《3.11希望プロジェクト》
日時:3月11日(土) 14:46に黙祷
※場所はどちらも「ぶらんど~む一番町商店街」

共感してくださるみなさまの想いを幻想的な光で表現します

集めた支援金は、大小3種類の光をともす灯篭や提灯を準備するため、また、支援者の方々と一緒に提灯を作成するイベント運営のための資金として使われます。

【親灯篭】
仙台の伝統を今に引き継ぎ、伝統工房の協力のもと鎮魂の灯のシンボルとして、演出の中心部に設置します。ご支援いただいた支援金の中から、木加工、塗り加工の部分を門間箪笥店、和紙部分を柳生和紙工房がそれぞれの強みを活かして仕上げます。(材料は柳生和紙を使用)

【変わり灯篭】
親灯籠を囲むように、動物型など変わった光灯籠を設置します。灯篭の形状は「つぼみ」「とり」「まんげつ」「ほし」の4種類からお選びいただけます。企業名や個人名を指定で名入れできます。推奨文字数は4文字前後となりますが、文字が小さくても問題なければ字数は増やせます。(材料は柳生和紙を使用)

【希望の提灯】《リターンでご参加いただけます》
サポーターの方と一緒に「オリジナル提灯」を作成してセレモニー当日に飾ります。セレモニー終了後はご自宅にお持ち帰りいただけます。専門の職人から教わるワークショップ形式ですので、初めての方でもお気軽にご参加ください。下記《ワークショップ概要》の日時を選びご支援ください。なお、安全上の問題から、光源はすべて電池式LEDとさせていただきます。(材料は一般の和紙を使用)

《【希望の提灯】ワークショップ概要》

日時:
3月3日(金)[(1)15:00 (2)18:00]
※3日は諸般の事情により中止とさせていただきます(2月2日更新)
3月4日(土)[(3)13:00 (4)16:00]
3月5日(日)[(5)11:00 (6)14:00]
場所:au SENDAI 仙台市青葉区一番町三丁目8番8号 一番町stearビル [地図]
参加条件:一支援につき希望の提灯を1個作成できます

※上記からお好きな日程を選びご支援ください
※制作時間は1時間程度です
※当日の引き取りが難しい場合は、後日保管先の門間箪笥店にお越しください

希望の提灯ワークショップに参加できない方向けに「名入り灯篭お供え」もご用意してます

仙台の地場企業や団体がタッグを組んだプロジェクト

希望の灯(ともしび)運営委員会は、震災後6年目を迎えるにあたり、震災の記憶の風化を防ぐとともに、仙台の伝統工芸技術に市民が触れることを目的に設立されました。
仙台の伝統工芸技術の中でも、柳生和紙、仙台箪笥に注目し、和紙を用いたひかり灯篭や提灯を製作し、鎮魂のためにたむけたいと考えております。
当委員会は、仙台印刷工業団地協同組合、仙台市中心部商店街活性化パートナーシップ準備協議会、柳生和紙工房、(株)門間箪笥店、(株)オオウチ工芸、今野印刷(株)によって構成されております。

後世へ語り繋いでいくために

我々、運営委員会のメンバーは地域のために何かしたい人の集まりです。いや、むしろ「何か」という漠然としたものではなく、具体的に少しでも仙台という地域のためにアクションを起こしたい人たちの集まりです。「地域の伝統工芸を少しでも多くの人に知ってもらいたい」「仙台の伝統技法を伝えたい」「震災の記憶を風化させない」そんなシンプルな気持からプロジェクトは立ち上がりました。後世に伝えるべきことは数多くあると思いますが、当然すべてのことができるわけではありません。不完全であっても、我々の身の丈でできることから始めたいと思います。同じ気持ちを持っていただいたならば、少しでもお手伝いいただければ幸いです。

ページトップへ戻る