女川で育てた柚子を活用した「柚子ソーセージ」をつくり新たな宮城の銘品にしたい!

新たな1次産業”柚子農園”を運営し、そこから生まれる加工品をつくるプロジェクト

現在の支援総額

123,000

27%

目標金額:450,000円

サポーター

11

残り

終了

このプロジェクトは終了しました

このプロジェクトは、2016年11月28日に募集を開始し、2017年01月27日 23:59に終了しました。

2016年12月10日

今年の柚子

今回の女川のこの柚子農園が始まったのは、実は二年ほど前に佐藤さんという僕の知人が始めた農園です。

この写真は二年前のGWに植樹をした時の写真で、しゃがんでいるのが佐藤さん。全く農作業をするとは思えない格好をしているのが僕です(笑)。

佐藤さんが女川に柚子農園を始めたのは語りつくせない理由がありますが、簡単に言うと女川の自然環境を保護しつつ産業の多角化を図ること。そしてその想いに僕自身もかなり影響を受けました。

実際に農作業など経験したことはありませんでしたが、少しでも協力したい思いと、いつか柚子が沢山実った事を想像した時のワクワク感でこの日の植樹を手伝いました。

が、長靴も履かず軍手もせず、服もそのまま。この当時の僕は「柚子ができた日にはあの業者に頼んで○○を作ってもらったら・・最高にうまい土産品が女川に生まれるだろうなぁ・・」という妄想で頭がいっぱい。農作業の大変さを考えることもせず、出来上がった果実を使うことしか考えてませんでした。

ですがやはり、平地の少ない女川での柚子農園管理は非常に体に負担がかかります。元々心臓が弱かった佐藤さんにとっては計り知れないほどの負荷がかかり、ついには農園で倒れてしまったのです。

幸い一命を取り留めたものの、農作業は完全にドクターストップ。

命に別条がなくて安心したものの、「あんなに楽しみにしてた柚子はどうなっちゃうんだ??」と数日間頭から離れず、その先のことは全く考えもしないまま佐藤さんの元へ。

「ぜひ僕に柚子農園を引き継がせてください」

こうお願いしたのが今年の三月でした。

急な申し出にも関わらず、佐藤さんは僕に農園を託すことを快く受け入れてくださり、僕に色々と指導してくれました。

そして僕が一番先にやったのが・・・長靴を買うこと(笑)。こんなレベルから今年の柚子農園がスタートしたのです。

その後、佐藤さんは体を養生するため故郷の北海道に戻り、僕は佐藤さん以外の方々から指導をいただき、現在までなんとか作業を続けている状態です。

けどやはり、まったくのど素人である僕が農園管理をするのは大変で、何度も何度も鹿が壊した防獣ネットを直したり、周辺のゴミを処理(産業廃棄物になるのでもちろん有料)したり、山道を走る車がないので何度も車を修理したり・・・と、体力はともかく資金的な負担が大きくなってきてしまったのです。

本来なら、農園に行って柚子の育ち具合をチェックすることは楽しみであるはずなのに、毎回「鹿にやられてないかな・・」と、不安がいっぱい。実際に柵が壊されて、苗木の若芽がすべて食い荒らされてるのを目にした時は悔しくて涙が出るほどでした。

そんな状況下、今年は2つだけ柚子が実ってるのです!

この写真は昨日の写真。本当に嬉しいんです!

年々木が大きくなって鹿に負けなくなり、収穫量が増えていったら・・・これは本当に素晴らしい!

加工品もたくさん作れるけど、冬至には女川駅に併設されてる“ゆぽっぽ”という温泉保養施設に柚子を提供して観光客を呼び込むこともできるかも!!

間引いた枝からonagawa fishがつくれるかも!!

そのためにはやっぱり、この農園を何としてでも守っていきたいのです。

農業を甘く見ていた僕に問題があるのは重々承知です。まさかこんなにお金がかかるなどわからずに飛び込んだ、僕の責任なんです。

だけど、女川の産業の未来が少しでも明るくなるように・・・。そして、もっともっと沢山の方が女川に来てくれるようになるように・・・今一度皆様のお力を貸していただけませんでしょうか?

みなさまのお力添えが未来の女川に繋がって行くよう、全身全霊で努力してまいります。

※第三農園から望む黒森山。農作業の疲れがいやされる景色です。

みなさまどうぞよろしくお願いいたします!

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