現在の「三原本店」である「三原時計店」の創業は明治29年。写真に残された店舗は二階建ての土蔵造りで、明治36年には白漆喰仕上げの巨大な時計塔を掲げた堂々たる佇まいとなった。 機械はファーブルブラント商館輸入の外国製で、直径1.8mの文字盤、八角形の鐘塔が和洋折衷の時計塔は、大町のシンボルとして愛されたという。現在の「三原本店」は「LONGINES」、「RADO」、「HAMILTON」、「グランドセイコー」、「セイコー」など国内外の一流時計ブランドを揃えるほか、「セイコー」や「シチズン」の掛時計、世界でただひとつ「ロイヤル」の称号を授けられた由緒ある「ロイヤルアッシャーダイヤモンド」も取り扱っている。

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