牡鹿鮎川浜仮設商店会・おしかのれん街

「マルニ鮮魚店」は震災前は自動車整備工を営んでおられました。震災後に“魚の街、牡鹿で普通に魚を食べれるようにしたい”との想いから、偏たった食料しかなかった時期から地元の魚を集め行商し、仮設商店街に店舗を構えました。鯨の水揚げ時期には鯨肉をリーズナブルな値段で販売しています。

鯨歯工芸「千々松商店」は鯨の歯を使用した伝統工芸品を取り扱っています。店主の千々松さんは、鯨歯工芸品の職人として全国各地の物産市を飛び回る多忙な日々を送っています。現在作られている工芸品の数々は津波で流された自宅兼店舗作業場から見つかった“津波に耐え抜いた鯨歯”が使われています。

震災直後から牡鹿町公民館は全国各地から入ってくるボランティアの活動拠点として機能していました。2階の会議室を宿泊スペースとして開放し、長期ボランティアの受け入れ施設として役割を果たしてきました。今年の5月でボランティアセンターは閉鎖。公民館は今年中の取り壊しが決定しています。