記号を順番に線でつなぎ、通った文字を 読むと「せんのうちがわよめ」となる。 そこで、線で囲まれている部分の文字を読むと「ものくろ」となる。
冊子の巻末にある応募用紙の下に、応募用紙の切り取り線と同じようなはさみのマークと点線がある。 この点線の先を見ると「えきまえ」という言葉がある。この点線は切り取る必要がないため、答えは「えきまえ」となる。
実際の模様と問題の図の模様で色が違うのは、赤い○で囲まれた4ヶ所。 そこにある文字を左から読むと、「でんしや」という言葉になる。
横断幕の一番下に書かれた文字は、「仙台朝市商店街振興組合」の11文字。 図の○ひとつに対して漢字一文字を入れ、さらにその中でよみがなに変換する。 すると、「5214」の場所にある文字を拾っていくと「しんせん」(新鮮)となることがわかる。 同じように、「3876」の場所にある文字を拾っていくと、「だいこん」(大根)となることがわかる。
看板にない★の場所は、図で赤い○に囲まれた4ヶ所。 そこにある文字を上から読むと「ほしぞら」という言葉になる。
問題の図の建物のイラストと「青葉城大手門」の文字をヒントに、「五」と「七」の方角の文字を探す。 そして、北の方角から時計回りに文字を読むと「おみくじ」という言葉になる。
『かばんを売るお店の情報を端末で見るための文字列』とは、東京屋カバン店のウェブサイトのURLのこと。 お店の入り口上部を見るとURLが書いてあり、「http://www.bag1098.com」の文字列を確認できる。 ここに出てくる「1098」の数字を左から順に、あみだくじの要領でたどっていくと、 「とおらないよこせんのもじしたからよめ」となる。 そこで、通らなかった横線のうち、文字がある場所を下から読んでいくと「あんきよ」(暗渠)となる。
いろは横丁の入り口の上には、「ふれあい商店街」と書かれたちょうちんと「壱弐参横丁」と書かれたのれんがある。 そこで、「あ」「ふ」「ろ」「街」に当たる文字を読んでいくと、「いざかや」という言葉になることがわかる。
時計の長針と短針についている模様は3つ。その模様があるマスの文字をつないで読むと「さんかくのうえよめ」となる。 そこで、△の模様があるマスの上の文字を順番に読むと「ちきゆう」(地球)となる。
漢字だけで書かれた名札は、図で赤くなっている4ヶ所。 そこにある文字を左から読むと「おわらい」となる。
漢字が入っている○のうち、濃い緑色をしているのは図の赤い○で囲まれた5ヶ所。 まず、「一」と「木」を組み合わせて「本」という文字を作る。 残りの「木」「月」「月」を組み合わせると「棚」という文字ができる。 その2つを組み合わせると「本棚」という家具を表す言葉になる。 よって答えは「ほんだな」となる。
まず右上の解答欄の数字に注目する。この解答欄の数字「9、10、11、9」により、 ここには一文字目と四文字目に同じ文字が入ることがわかる。 そして、それに該当する答えは「えきまえ」しかないので、ここには「えきまえ」が入る。
すると、「10」のマスに「き」が入ることがわかるので、 ほかに「き」が入っている2つの答えが入る解答欄が確定する。
次に、「6」のマスに「ん」が入ることがわかる。 答えの中でほかに「ん」が入っている言葉は「でんしや」と「ほんだな」、「だいこん」の3つあり、 ここで四文字目に「ん」が入る「だいこん」の解答欄が確定する。
さらに、「4」のマスに「い」が入ることがわかるので、 答えの中でほかに「い」が入っている「いざかや」と「おわらい」の解答欄が確定する。
あとは、確定した数字のマスをたよりに答えを埋めていけば、すべての解答欄が埋まる。
謎一から謎十一の答えを解答欄に埋め、松・竹・梅のマスを埋めると、下のようになる。
松の「あおいほしのうえ(青い星の上)」にある「青い星」とは、謎の中に出てきた青い★のことを指している。 今までの謎の図や地図にはたくさんの★が出てきたが、青い★はクリスロードの地図にある謎の手がかりのありかを指し示すものしかない。 そして、その★の上には「三瀧山不動院」があることがわかる。 次に竹の「なぞいちのあかいもじ(謎一の赤い文字)」とは、謎一の文章の赤い文字で書かれた部分を指している。 そこを読むと「使用しない記号」とある。これは、謎一で使用しなかった記号のことを指し示している。
これらをふまえて最後の文章を考えてみると、『「松」の場所に行き、「竹」がある「梅」の文字を見よ。』とは、 『「三瀧山不動院」に行き、この記号がある「ちょうちん」の文字を見よ。』となることがわかる。
三瀧山不動院に行くと、入り口上部にちょうちんが5つ並んでいる。 そこで、これらのちょうちんをよく見てみると、ひとつだけこの記号がついているちょうちんがあることがわかる。 そして、そのちょうちんに書かれている文字を見ると、「福の神 仙臺四郎」であることがわかる。
にぎやかなアーケード街の一角に、厳かに鎮座する山門。 仲見世通りを進むと、お線香のいい香りとともに、歴史を感じる社殿が見えてきた。
よく見つけてくれたね! みんななら必ずたどりつけるって信じてたよ!
声のする方に武将隊一行が振り返ると、手水舎の上に龍の姿があるのが見えた。
竜神か…? しかしおぬし、前に会うたときより随分いかめしい顔つきになったな。
えへ、今日は先輩の身体をちょっとだけ借りてるんだ。それよりどう? 三瀧山不動院、とっても素敵なところでしょ?
確かに。街並みに溶け込みながら、厳粛な雰囲気もあり、独特の魅力がありますな。
して竜神どの、ここに眠る「たからもの」と言いますのは…?
この三瀧山不動院には、商店街のたからもの「福の神 仙台四郎」が眠っているんだよ。
福の神 仙台四郎どの…この腕組みをした写真の方がそうですかな?
うん。四郎さんは明治のころに実在した人物でね、ほとんど話せはしなかったんだけど、 彼がふらりと立ち寄るお店は必ず繁盛したことから、商店街の人たちからは「たからもの」みたいに大事にされてたんだ。 このお寺には、その仙台四郎さんが安置されているんだよ。
なるほど、「眠る」というのは、文字通りの意味だったのですね。
明治を生きた人物が、平成が終わろうとする今もこうして祀られているところを鑑みるに、四郎どのは、とても愛されていたのでしょうな。
まさに、「商店街のたからもの」ですな。これは良いものを見せていただきました。
今回いっしょに探してくれたみんなも、ありがとう! この商店街には、まだ紹介しきれていない魅力がたくさんあるから、またみんなに会えると嬉しいな!
仲見世だけでも、お茶に甘栗に、一度来ただけでは楽しみ切れない魅力がいっぱいですものね…!
うむ。街中を散策して、みなも腹が減っておろう。商店街で腹ごしらえといこうではないか。
は!
満足げな表情で不動院をあとにする一行。福の神・仙台四郎は、その姿を笑顔で優しく見守っていた。